知る、見守る、ときどき助けるモンテッソーリ流「自分でできる子」の育て方

【書籍レビュー】知る、見守る、ときどき助ける モンテッソーリ流「自分でできる子」の育て方

子育ての悩みはどうやって解決する?

子育てに悩まない人なんているのでしょうか。

悩んだときはどうしていますか?

①相談する
②勉強する(本を読む)

基本的にこの2択になると思います。

この「①相談する」が簡単そうで簡単じゃない。

忙しいのではないかと相手のタイミングを伺ってできなかったり、相手にどう思われるか不安だったり…。

そんなことはないのに自分の子育てを否定された気持ちになるのが嫌で話せないなんてこともあるかもしれません。

落ちているときに言われる言葉は重い。

専門機関への相談は腰が思いなんてことも無きにしも非ず。

本当い辛い時こそ親しい人には打ち明けににくい。

人それぞれ様々な理由があると思います。

私の場合は保育士のプライドが邪魔をして言えずにいました(保育士あるある)。

となると「②勉強する(本を読むこと)」が手っ取り早い。

百聞は一見に如かず?!

読むと子どもの見え方が変わり、圧倒的に子育てが楽しくなります!

子育ての悩みを誰にも相談できず苦しんでいる方はぜひ読んでください。

気持ちが楽になります。

知る、見守る、ときどき助けるモンテッソーリ流「自分でできる子」の育て方
知る、見守る、ときどき助ける
モンテッソーリ流「自分でできる子」の育て方
著者:神成美輝監
修者:百枝義雄
発行:日本実業出版社
初版:2015年8月10日

読んだら自分でも驚くほど保育園の朝がスムーズでした。

内容を実践したことでの効果と自分の心の在り方にも変化を感じました。

観察する

ということが、本書では多く語られています。

今までは「ママ急いでいるの!」「もう保育園の時間なのに~」「仕事間に合わないよ!」「もう早くしてよ~」と言うのは日常茶飯事。イライラが募ると「遅くなっちゃったから早く迎えに来れないよ!」なんて傷つけることを言ってしまい、自己嫌悪。恥ずかしい限りです。

でも本を読んだことで自分の間違いに気付くことができました。

「子どもと大人は違う」ことを知る!

忘れがちですが、とても大切なことです。

自分は価値観を押し付けられることが嫌いなのに我が子には当たり前のようにしていました。

本書に『私たちがしなければならないことは子どもがどのような世界を見ているのかを観察すること、そして見守ること』と書かれています。

まさにその通り!

思い通りにいかず癇癪を起こす声にマッチに火をつけたかのように自分もヒステリックになっていましたが、読んだ後は心の中で「観察!」と唱えることで冷静に見られるようになりました。

観察を意識すると子どもの表情が見えてきます。
こんな表情をしていたんだなーと気付きます。
すると、もしかして?と子どもの世界が見えてきます。
その後に出る言葉はいつもの自分と違うはずです。
子どもの反応も変わり、子育てが楽しくなることでしょう。
今しかない時期を楽しまないともったいないですよね🍀

他にも読んでいてハッとさせられたことがあります。

我が子にとって良いママでいればそれでいい

他人にとって良いママである必要なんてありません。

気を付けたいのは他人と比べること。

そんなことをして自分が落ち込むことがあっても良いことはないんです。

以前のその子と比べる

成長していることに気付くでしょう。

なんやかんやいっても自分の心に余裕が何も始まりません。

なるべく睡眠、休息をとりましょう。

心の健康は身体の健康、腸の健康は身体の健康!

身体に良いもの食べましょう。

自分自身を労わりましょう🍀

図書館への返却期間が迫り、子育ての合間と寝かしつけ後に慌てて読みましたが2日で読み終えました。

一つひとつが短く本が苦手な人にも読みやすくまとめられています。

私の迷走ぶりに見かねたパパこばとが図書館で借りてきた本でしたが、思い切って読んでみて良かったです。

初めは今までの子育てを否定されたように苦しく感じたりもしましたが、家族の笑顔が増えたので子育て中の方にはぜひ読んでほしい本だと思いました。

子育てに悩むママを救う一冊

合わせて「モンテッソーリ流 たった5分で言わなくてもできる子に変わる本」を読むとより理解が深まります。

長女ことりちゃんが赤ちゃんのときに読みたかったと後悔しました。

友だちにオモチャを貸せない

そのような子育てあるあるな質問に分かりやすく答えています。

寒いのに上着を着てくれない

これも子育てあるあるですね。

外に出たら寒くなって着ます。

「ママの話ちゃんと聞いて!」「だから言ったでしょ!」なんてことを言っていませんか?

子どもの可能性を摘むひどい発言ですね。

余裕が無さ過ぎて自分の仕事を増やしたくない自分勝手な過去の私です。

これでは自分で考えられない子になってしまいます。

建物の中にいては寒くありません。

そのときは子どもにとって必要のないことだったということ。

外に出て寒さを感じれば上着を着るでしょう。

自分で必要だと思えば行動します。

体感温度も人それぞれ。

自分で考えて行動することが大切です。

「ママやって!」と言われてやったら不機嫌になった

言われたからやったのに何でよーとイライラしたことはありませんか?

実はやってほしいのはできない一部分だけ。

観察を習慣づけるとそのことがよく分かります。

とはいえ、ずっと見ている訳にはいきませんので「どこを手伝ったらいい?」とつまづいているところだけをフォローしましょう。

その後は達成感を得られて満足そうな笑顔が見られるでしょう。

私もそうですが、待つことが苦手なパパやママは多いと思います。

紹介した2冊を読むと待つこと(観察すること・見守ること)がいかに大切かが分かります。

癇癪を起こす我が子にどう接したらたいいの?と悩むママは多いでしょう。

それが本を読むと「こうしてみよう!」と見えてきます。

実践すると子どもの反応の違いを感じることでしょう。

子どもの可能性を伸ばす子育て方法が分かる本なので、ぜひ読んでみてください。

参考になれば幸いです。

読んでいただきありがとうございました。

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