アドラー 叱らない子育て 口コミ

叱らずに育む:アドラー心理学に基づく子育て法

ママこばと
ママこばと

こんにちは!元保育士のママこばとです。

子育ての毎日は、想像もつかない出来事で満ち溢れています。
時には、自分でも驚くほど感情的になってしまうこともあるでしょう。
私自身、自己嫌悪に苦しんだことが何度もあります。

私は保育士ですが、今でも時々、子育てにまつわる本を読みます。
なぜなら、子どもとの接し方を学ぶことで、子育てがぐっと楽になるからです。
読書後は、私自身も驚くほど変わることができ、娘たちに冷静に接するようになりました。

これから紹介する本を読むことの最大のメリットは、子どもに接する際に怒る回数を減らせることです。
イライラせずに我が子と過ごせたら、嬉しいことですよね。
この一冊が、あなたとお子さんの関係にも良い変化をもたらしてくれることをお約束!
怒らずにすむ方法が、非常に分かりやすく説明されています。

アドラーが教える親子の関係が子どもを勇気づける!だからやる気が育つ!叱らない子育て

著者である岸見一郎さんは、大ヒット作『嫌われる勇気』で知られており、日本アドラー心理学会認定のカウンセラーです。

この書籍では、子育てにアドラー心理学を取り入れることのメリットを分かりやすく解説しています。

アドラー心理学を提唱した『アルフレッド・アドラー』は、オーストリア出身の精神科医で心理学者です。共同体感覚の重要性を強調し、人が社会的な生活にどのように適応し、貢献するかに注目したアドラーの考え方は、教育、心理療法、子育てなど、多岐にわたる分野に影響を与えています。


より良い親子関係を築くために、アドラー哲学が効果的!
読者にとって分かりやすく、日常生活において実践しやすい内容に基づいているため、すぐにでも親子関係の改善に役立てることができます。

ちょうど車の運転をするのであれば、免許を取るために教習所に通って学ばなければならないように、子育ても子どもとどう接すればいいのかを学ぶ必要があります。親が子どもの自分にしてきたことを思い出すだけで子育てができると考えるのは、喩えてみれば、虫垂炎の手術を受けたことがあるからといって、自分でも他の人に手術ができると考えるようなものです。

引用:アドラーが教える親子の関係が子どもを勇気づける!だからやる気が育つ!叱らない子育て|岸見一郎

本著のはじめに書かれている通りだと思います。

アドラー 叱らない子育て 口コミ
アドラーが教える親子の関係が子どもを勇気づける!
だからやる気が育つ!叱らない子育て

著者:岸見一郎
発行:Gakken 
発売日:2015年2月13日
ページ数:208頁
判型:46

他人の前では当たり前に抑えている感情も、我が子の前ではつい感情的になっていませんか。
子どもは親の思い通りにはいきません。
頭で分かっていても、疲れて余裕のないときや時間に追われていると、気付いたときにはもう怒っているなんてことがあるでしょう。

著書の第一章には「怒りの感情から自由になる」ことが書かれています。

アドラー心理学では、怒りを初めとする感情は抑えることができないものとは考えません。怒りの感情をある目的のために使うのであって、その目的は子どもに親のいうことを聞かせようとすることです。

引用:アドラーが教える親子の関係が子どもを勇気づける!だからやる気が育つ!叱らない子育て|岸見一郎

どうでしょうか。耳が痛くなりませんか。

怒りは人と人を引き離す

このことは、家族関係においても例外ではありません。
子どもは叱られると、そのことで自尊心や自信を無くしてしまいます。

怒ると叱るは異なりますが、どちらも一時的な行動の変化を促し、即効性があるため、つい行ってしまうことがあります。
しかし、叱ることの長期的な影響については考えて行ってはいないでしょう。
まずは怒る(叱る)ことが、子どもに与える悪影響について知ることが大事です。

力で抑えつける方法では、根本的な解決には至らず、一時的な対応に過ぎません。
アドラー心理学では、力で抑えつけない方法を教えてくれます。

アドラー心理学のアプローチ:子ども叱らず、褒めもせず「勇気づける」

褒めないことは、私にとって目からウロコ。
最初は驚きましたが、読み進めるうちにその深い意味を理解できるようになりました。

親の子どもへの働きかけは、操作や支配であってはなりません。
私は本著を読み、親と子の関係は対等であること、子どもを尊敬し、ありのままを受け入れることが大切だと気付かされました。
しかし、実際には、親は子どもにこうあってほしいと期待し、親の理想を押し付けてしまうことが往々にしてあるのではないでしょうか。
どうか、生きているということがそれだけでありがたいことだと思い出してみてください。
それだけで、我が子への接し方に変化が見られるはずです。

子どもの言動には理由があり、冷静になってよい意図を探してみると子どもの行動が違って見えてきます。
一言を発する前にまず一呼吸。
「この子は今、何をかんじているのだろうか?」と、自分に問いかけてみてください。
お互いに感情的にならずに済むかもしれません。

『子どもをのばすアドラーの言葉 子育ての勇気』と『アドラーが教える親子の関係が子どもを勇気づける!だからやる気が育つ!叱らない子育て』の内容は似ているので、どちらかを読んでみることをお勧めします。
読書に慣れている方には、『子どもをのばすアドラーの言葉 子育ての勇気』がスムーズに読めるかもしれません。
普段あまり読書をしない方には、『アドラーが教える親子の関係が子どもを勇気づける!だからやる気が育つ!叱らない子育て』の方が読みやすいと思います。

ママこばと
ママこばと

印象に残った言葉はこちら

  • 親が子どもが自分に価値があり、自分を好きであると思えるような働きかけをしているか
  • 課題に取り組まないか、逃げてしまう子どもは自分のことが好きではなく自信がない
    できないと思い込むことで初めから努力もしないで自分に制限を課してしまい、できないと思い込んでしまう
  • 子どもの長所に光を当てよう
    欠点に目が行きがち
    理想の子どもを見ている
    長所や適切な面に注目
    闇を消すことはできる
  • 子どもにイライラをぶつけるのは、親の課題を子どもに解決させようとすること
    子どもの責任は子どもが引き受ける
    イライラは親が自分で解決するしかない
  • 子どもは親の期待を満たすために生きているのではない
    親といえども子どもの人生に責任をとることはできない

これらのことは『子どもをのばすアドラーの言葉 子育ての勇気』に書かれています。

 

この本を読んで以来、(完璧にとはいきませんが)私は子どもに対してより冷静に接するようになりました。
また、親の期待や理想を子どもに押し付けずに「生きていることそのものの価値」を認め、子どもの行動背景にある「良い意図」を冷静に見つけること心掛けるようになりました。
これにより、子どもの反応も明らかに変化しました。

子育てが思い通りにいかない時でも、自分の感情に振り回されることが減ったので、家族の雰囲気もより穏やかなものになりました。

子どもを操作や支配ではなく、尊敬とありのままを受け入れることの重要性を再確認するきっかけになる本です。
親子関係は主従関係ではなく、対等なものだと気付いてください。

これからの子育てにアドラー心理学を取り入れることで、あなたの子育てにも前向きな変化が訪れるでしょう。
大切なのは「これからどうするか」です!
アドラー心理学であなたの子育てが今日から変わります。

実践を通じて、子どもの反応の違いを実感することができます。
アドラー心理学の観点から見た子育てのアプローチは、親子の関係をより良いものに変えてくれることでしょう。
子育てに迷いや悩みを抱える方に、お勧めの一冊です。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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